ドコモはどこまで本気なのだろうか?

ドコモが持つ「1人負け」への危機感--ロゴ変更の裏にあるもの

番号ポータビリティは我々に大きなインパクトを与えた。『ドコモの1人負け』と報道されたが、その通りだ。社員全員が危機感を持つ良いきっかけになった」(中村氏)

危機感を持っているそうです。

「ドコモレッド」で生まれ変わるドコモ--既存顧客重視へ方向転換

そこで、ロゴを変えるということから始まって、既存顧客を重視する方向へ転換するそうです。

これまで新規顧客の獲得を重視していた戦略を改め、既存顧客の満足度を高めて他社への流出を防ぐ。顧客1人あたりの契約年数を延ばし、利用度を上げることで収益を高める考えだ。

5300万人もユーザがいるわけですから、それを維持して、収益を高めるということです。

少なくとも、今使っている人は、それなりに不満はあるにしても、使っている理由があるので、さらに、そういうことに磨きをかけるのだと思います。

具体的には、契約者向けの会員サービス「ドコモプレミアムクラブ」において、長期契約している「プレミアステージ」という会員向けに、1年以上同一の FOMA端末を継続利用している場合は無料で電池パックを提供する。また、端末をなくした時に、端末を遠隔ロックできる「おまかせロック」機能や、携帯電話の場所を探せる「ケータイお探しサービス」の利用料を無料にする。いずれも10月より開始する。

だそうです。

プレミアステージのユーザは、電池パックが欲しいのでしょうか。

おまかせロック、たしかに便利ですが、端末をなくさなければ必要ありません。

ケータイお探しサービス、無料になると、便利かもしれません。


たしかに、便利になる部分もあるとは思いますが、これで、満足度が高まって、利用度が増えるとは、ちょっと思えません。


既存顧客を重視するという方向性が正しいか間違っているかはわかりませんが、少なくとも、これらで重視されていると、顧客は感じないでしょう。

もう少し、メリットや楽しさなどを、前面に出せるようにしたほうが、良いと思います。

もしこれですべてだとしたら、本気で考えているとは、思えないです。


何か、別のことを考えている、「隠し玉」などがあるのかもしれません。